OJT「OJT」とは?

「OJT」とは

「OJT」とは、「On the Job Training」の略称で、新人や未経験者に対して、業務を通して仕事を覚えてもらう教育訓練の手法です。元々は、第一次世界大戦下のアメリカにおいて、大量に補充された作業員をいかに教育するかが課題となり、職業訓練施設における集団教育ではなく、現場における実地訓練が提唱されたのが始まりです。

その後、日本に導入され、時代の流れと共に進化していき、現在では、多くの企業において実践的で効果的な研修手法の一つとして活用されています。「OJT」には以下のような良い影響があります。

・実務を通して仕事を覚えるため、即戦力となる
・新人の能力に応じて柔軟に対応できる
・教えることを通して教育者側もスキルアップできる

この「OJT」と、体系的な知識や長期的ビジョンをインストールするのに向いている「Off-JT(現場を離れて行う教育訓練)」を実施しながら、企業は労働生産性を高めています。

注目される背景

厚生労働省の調査結果では、正社員に対して計画的なOJTを実施した事業所割合はここ10年以上60%前後(正社員以外は30%前後)と、一定の数値を保っており、企業にとっては「OJT」が変わらず重視されていることが見て取れます。

ですが、教える側の先輩社員に指導力が伴わない場合、思うような効果が得られないこともあります。その結果、実務能力が中々身につかないだけではなく、新入社員の就業意欲があがらない、早期で退職してしまう等の問題も発生してしまいます。

そのため、「OJT」を行う前には、教える側になる先輩社員を対象にした研修を実施し、育成計画に基づき、新入社員とコミュニケーションを取りながら、新入社員を戦力化していく能力を磨く必要があります。

                       

参加者のこんな課題を解決します!

・OJT教育担当に任命されたが、何をどうしたらいいかわからない
・教えるのが下手なので教育できるか不安
・新入社員に対して、行き当たりばったりの仕事の割り振り、サポートをしている
・新入社員の採用が久しぶりで、社内に育成ノウハウがない
・OJT教育担当者のスキルにバラつきがある
・新入社員が中々定着しない

                       

研修を通して学べること

「OJT」に必要な能力で代表的なものは以下となります。

・新入社員の不安を解消する「関係構築力」
 一番不安に思っているのは新入社員です。新入社員を知る努力をし、自ら歩み寄ることで、新入社員が質問や相談をしやすい関係を作ることが重要です。

・作業ではなく仕事にするための「指導力」
 やり方を教えるだけでは、作業になってしまいます。仕事の全体像、目的も伝え、新入社員が仕事の意味を理解することは、その後のモチベーションにもつながります。

・言いにくいことも相手のために言う「伝える力」
 仕事内容を分かりやすく伝えることはもちろん、仕事に対する姿勢、考え方など、会社の方向性と違うものについては、たとえ言いにくくても配慮しながら真摯に伝えることが必要です。

研修を通して、新入社員に対してのトレーニング方法はもちろん、自身のビジネスコミュニケーション力も磨くことができます。

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