Withコロナ時代の研修対策

今回の予期せぬ新型コロナウイルスの拡大によって、集合研修を予定していた社員研修や社員合宿について、感染リスクを回避するために研修方法の見直しやリスケを余儀なくされている企業がほとんどだと思います。
また、研修の実施方法を変えることで研修効果を損なうなどのリスクについても、人事担当者が可能な限り予測を深め、先手の対処を打つことが重要です。
では、研修実施において、人事担当者としてどういった見直しができるのか?
実際に企業でとられている研修見直し方法をこちらでご紹介します。

1.リモート研修への切り替え

Zoomなどのオンライン会議ツールを活用し、研修をリモート開催する企業が増えています。
最近はオンライン会議ツールもどんどん進化しており、個別グループに分かれてブレストが出来たり、チャットや投票機能などを通して研修を盛り上げることも可能です。

一方、参加者のITリテラシーにばらつきがありトラブルが多いのも現実です。
また、カメラを映していても実際は他の仕事をしていたり、耳だけの参加者がいるなど、やる気のない受講者の逃げ道も多く、当たり前ながら体感型ワークには限外があります。

「集中力と緊張感をいかに保つか」が大事なポイントなので、講師側も様々な工夫をこらしてリモート研修に向かっています。さらに、リモート研修が円滑に進むようZoomのテクニカルなサポートを行う存在も不可欠です。
もし、自社のスタッフで対応が難しい場合は、弊社のZoom研修/セミナーテクニカルサポート派遣のサービスも合わせてご検討いただければと思います。

2.動画研修

グループワークなどが必要ない社内ルールやノウハウ共有などの場合は動画研修が効果的です。
また、社長訓話なども動画配信形式で行う企業が増えています。

その一方で、準備時間に手間がかかることや、一方通行の研修となってしまうのが課題と言えます。

3.リアル(室内)研修での環境整備

リモートで開催できれば良いけれど、新入社員研修など社員間の結束を高めたり、熱量を求める場合はリアル研修を選択される企業もいらっしゃいます。
その場合は、以下のような環境整備を実施し、参加者の感染症対策に努めましょう。

分散開催を検討する

3密を避け参加者を分散させるために、時間や地域を分けて開催するのも効果的です。

室内の感染症対策を徹底する

備品の消毒、机の配置、換気などの感染症対策が必須となります。

机の配置では、「真正面で向かい合う」配置はコミュニケーションを取るには最適ですが、飛沫感染対策には不向きです。
前後・左右1席おきに空席を設けての配置をするようにしましょう。
また、席の移動はせず可能な限り固定にしましょう。

研修名簿の作成で参加者の体調や接触者を管理

参加者、講師、事務局関係者(受付など)の名簿を作成し、検温、緊急時の電話番号などを管理します。
できれば、グループワークやペアワークのメンバー管理・把握をすると良いでしょう。

マスクの徹底を随時アナウンス

リアルで会うとつい話が盛り上がってしまうことも…。
休憩時間は特に注意が必要です。
マスクの徹底を随時アナウンスし、参加者間の感染症対策意識を促していきましょう。

グループワークの見直し

研修のプログラムでグループワークやペアワークなどでのディスカッションをどの程度行うべきかは大きなテーマと言えます。グループワークを減らしても研修効果が損なわれないようにするためには、講師の進行と研修コンテンツが重要となってきます。
研修コンテンツについてのご相談は、講師にご相談ください。

さいごに

不確定なことが多い世の中ではありますが、研修のリスケを判断する前に、どうしたら安全でかつ効果的に実施できるかをまずは検討しましょう!
他社の事例や効果的なオンライン研修方法などアドバイスさせていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。

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