次世代リーダー育成のための「新規事業立案」ワークショップ「効き脳診断」でチーム力を高め、マーケティングフレームワークで事業プランを作る/5日間
こんな課題に対する研修です
自社を牽引する「次世代リーダー」として若手・中堅社員を育成するために各社とも様々な取り組みをされています。「次世代リーダー」として求められる力として大きな要素は、「先を見通す先見性」と「事業を成長させていく企画力」、そして「人をまとめていくリーダーシップ」があります。この研修では、「ハーマンモデル」を応用した「効き脳診断」を最初に行なって、チームメンバーが各々の思考・行動特性を把握し、それを踏まえた上で相互にリーダーシップを発揮していくためのチームビルディングをします。その上で、経営戦略とマーケティングのフレームワークを使って、自社を取り巻く外部・内部の環境を把握し、市場機会と事業課題を明らかにした上で、自社を成長させていくための新規事業の企画をチームで作り上げていきます。最後は自社の新規事業担当責任者や経営者に対するプレゼンテーションを行ないます。実際に良いプランがあれば事業化検討をするというゴール設定をすれば、より受講者のモチベーションが向上し「次世代リーダー」としての自信と自覚が生まれることになります。
対象者
若手・中堅層で「次世代リーダー」候補となる社員(入社5年目程度の階層別研修としても実施可能)
研修の期待される効果
・普段目の前の業務に追われて視野が狭く、近視眼的になっている。
・「顧客視点」という基本を忘れて、「自社視点」や「プロダクトアウト」な思考になっている。
・自社事業の一部の業務だけに埋没しており、事業全体を構想するような企画力が育っていない。
・自分自身の思考や行動の特性を自覚できておらず、強みを活かす・弱みを補完するような意識が持てていない。
・自部門や自チームのメンバーに対する相互理解の意識が不足し、リーダーシップを発揮するような機会がない。
・全社・経営の視点という視座を高めることができる。
・つい、忘れがちになるマーケティングの基礎である「顧客視点」と「ニーズから考える」ことの重要性が再認識できる。
・新規事業アイディア創出のポイントと、アイディアをマーケティングプロセスに従って磨き上げ、構築していく過程を身に付けることができる。
・グループメンバー全員が各々の思考・行動特性を把握し、メンバー同士で得意領域を発揮し補完し合うことで、チーム力を高め、最終プレゼンに向けてより高みを目指す意識が発露し相互リーダーシップが高まる。
研修プログラム例
■Day1
チームビルディングとマーケティングの基本の習得・事業アイディアの精査
・「効き脳診断」による自己とメンバーの思考・行動特性と最適なコミュニケーション。リーダーシップを発揮するポイント
・マーケティングプロセスとフレームワーク活用のポイント
・事業アイディア創出のポイント
<内容>
※事前課題
・マーケティングの基本とフレームワークの使い方の動画学習(約60分)
・事業アイディア創出のポイントのワークシートを使ったアイディア出し
(当日演習)
・「効き脳診断」の実施とチームメンバーの相互理解
・マーケティングフレームワークの事例演習
・メンバーの考えた事業アイディアの精査とチーム案の決定
■Day2
環境分析→戦略立案→施策立案の一連のプロセス立案
・マーケティングフレームワークを使った事業企画の実際
・事前情報収集の重要性
・チームメンバーとの役割分担・進捗管理(プロジェクトマネジメントの実践)
<内容>
※事前課題
・事業アイディアの企画検討のための社内外情報の収集
(当日演習)
・環境分析から市場機会・事業課題の導出と戦略の方向性の明確化
・戦略立案(セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング)の明確化
・施策立案(マーケティングミックス)の企画
※各パートで全グループの発表とクラス討議・講師講評
■Day3
中間レビュー
・事業プラン立案における各チームの問題点の把握
ーマーケティングプロセス実行の実際と実務的なポイントの気づき
ーチームとしての動き方の見直し反省"
<内容>
※事前課題
・Day1のクラス討議・講師講評を受けて事業企画を修正ブラッシュアップする(不足情報の追加収集含む)
(クラス当日)
・1グループ1時間でグループ毎に講師に修正プランの説明をし、フィードバックを受ける
・グループ毎に、次回までの修正作業、追加情報の収集等の作業計画設計、作業分担とミーティング設定
■Day4
事業プランの見直しと事業性の検証
・事業として成立させるための全社的な視点と、顧客視点のバランス
・事業全体、及び全社の中でのコスト意識と利益を創出の意識
・チームとしての合意形成のしかた
<内容>
※事前課題
・中間レビューを受けた結果を踏まえた事業プランの修正(チーム作業)
・損益計算分析の基本と練習問題の資料での学習
・事業プランの5年分の損益計算書を作成するための情報収集
(当日演習)
・修正事業プランの各グループからの発表とクラス討議・講師講評
・事業プランの修正と事業計画(5年分の損益計算書)作成
・プレゼンテーションとドキュメンテーションのポイントのレクチャー
■Day5
プレゼンテーションとフィードバック
・プレゼンテーションの実践的な練習
・全社:事業責任者・経営者の視点
・事業企画(経営・マーケティング)のポイントの理解
・チームワークとリーダーシップの振り返り
・学びのポイントと自分の業務への活かし方の理解(今後の成長に向けて)
<内容>
※事前課題
・最終プレゼン用資料のまとめ(チーム作業)
(当日演習)
・午前:プレゼンテーションの練習(チーム毎)
・午後:各チームからのプレゼンと質疑応答・講評
ー1チームプレゼン20分・新規事業責任者、役員~他チームとの質疑応答15分・新規事業責任者、役員、講師講評10分
ー最終全体講評(新規事業責任者、役員、講師)
※事後課題
・各受講者からの「全体の振り返り」「今後自分の業務にどう活かすか」を事務局・講師にメールで提出→講師から全受講者個別にアドバイスを返信
▼研修のウリ
「効き脳診断」で自分の思考・行動特性と、人への接し方を理解した上でチームビルディングを行なうため、裏付けがある自信を持った相互リーダーシップを発揮したグループワークが行えます。またその経験は、日常の業務でも活かすことができます。また、新規事業立案という課題で、視点・視座を一気に経営のレベルまで広げつつ引上げることで、普段の業務に対する見方や意識も変革できます。その上で、改めて顧客視点のマーケティングの重要性に気付くことができます。
お客様の声
・「効き脳診断」によって自分とチームメンバーの思考・行動特性がはっきりわかり、自分と人の役割や接し方が明確になるのが面白かった。その結果を踏まえるとコミュニケーションのしかたや、作業分担が本当に円滑になるのには驚いた。できれば全社的にこの「効き脳診断」をやればいいと思ったが、それをしなくとも、「相手がどんなタイプなのか?」と想定して接することで、コミュニケーションに自信が持てるようになると思った。
講師からのメッセージ
TSUTOMU KANAMORI金森 努
昨今の若手層は全般的に「偉くなること」に対する抵抗感があると言われています。その理由は、対人関係(コミュニケーション)の煩わしさと、責任が重くなることへの忌避です。しかし、自分と相手がどんなタイプなのかを理解したり、想定したりすることができれば、コミュニケーションの負担は一気に軽減できます。また、責任の重さには、反面、高い視点視座出なければ見えない風景を経験させることで相殺できます。「次世代リーダー」を育成するには、裏付けされた自信を付けさせ、経験を擬似的にでも積ませることが一番です。
この講師の詳細ページへこの研修について問い合わせる