ロジカルシンキングを鍛える実践研修柔軟に自由に考えて発想するスキルを獲得しよう!/7時間×2日間(短縮版 6時間1日など、柔軟に対応可能)
こんな課題に対する研修です
変化が激しい時代の中で、不確実なことにも答えを出すことが求められています。そのために、様々な思考法が紹介されている中でも、ロジカルシンキングは基礎となる共通のスキルとして身に付けることが必須です。しかしながら、日常の中で自然と学ぶことは難しく、意図的に機会を設けなければ習得できないスキルでもあります。
ビジネスパーソンであれば、ロジカルシンキングは出来ていて当然と思う反面、常識や固定観念が本質的な問題の解決、柔軟な発想を妨げていることには、なかなか気が付くことができません。
本研修では、これからの時代にロジカルシンキングを基礎から徹底して学び、実践にも応用できるスすることを目的とします。一方的にスキルやテクニックを伝えるだけではなく、例題や事例を用いて自分で考えながら、考え方に偏りや無意識の思い込みがあることへの気付きを促し、正しく考えて適切な答えを導くスキルを習得していきます。
対象者
若手~管理職、経営者
研修の期待される効果
・自分の考えや意見が上手に整理できず、自分で考えるのをあきらめることが多いと感じている。
・自分の意見を伝えようとしても、話しが回りくどくてややこしく、難しくて理解できないと言われる。
・報告書や企画書をまとめることに苦手意識がある。
・自分の言いたいことが相手に伝わらないことが多く、協力や支援が得られない。
・もっと自由に考えて、いろいろなアイデアを発想できるようになりたい。
・自分の考えや意見を整理できるようになり、自分で考えて問題解決が素早く正しくできる。
・自分の思考のクセや偏り、固定観念や思い込みに気付き、新たなアイデアや解決策を自由に生み出せる。
・自分と相手の考え方の違いを意識するようになり、コミュニケーションが改善して協力・支援が得られるようになる。
・考え方が柔軟になり、じゆうに考えて革新的なアイデアや新しい発想が次々に見つけられるようになる。
・報告書や提案書・企画書の分かりやすい書き方が身に付き、自分の意見が採用されて高い成果につながる。
研修プログラム例
必要な理由とできること
なぜ、今の時代にロジカルシンキングなのか、その理由をお伝えして、研修で学ぶことの動機付けを行います。
先行き不透明な中で、自分で考える力が求められており、その基礎になるのがロジカルシンキングであることを理解します。
ロジカルシンキングは、自分の考えを整理するためと、相手に伝えるために効果があることを説明します。
問題解決に先立つ、解くべき問題を見つけることの重要性もお伝えします。
<内容>
・先が読めないVUCAの時代と思考法
・企業が期待していること
・ロジカルシンキングが必要な理由
・なぜ、ロジカルシンキングなのか
・ロジカルシンキングでできること
- 問題発見と問題解決
- 情報や自分の考えを整理する
- 相手に分かりやすく伝える
・ロジカルシンキングが簡単には身に付かない理由を考える
2.ロジカルシンキングの基本
ロジカルとは分かりやすさであり、ロジカルシンキングは筋道を立てて正しく考えることと定義します。
ロジカルシンキングの基本となる論理の校正やつながりにつて学びます。
ロジカルシンキングのツールであるピラミッドストラクチャー、ロジックツリー、MECEを紹介し、例題を用いて使い方を体験します。
論点とメッセージを明確にすることの重要性を理解します。
<内容>
・論理・ロジックとロジカルシンキング
・ロジカルシンキングの基本と定義
・ロジカルシンキングのツールとフレームワーク(枠組み)
- ピラミッドストラクチャー
- MECE(漏れなくダブりなく)
- ロジックツリー
・論点(イシュー)と結論(メッセージ)を明確にする
・問題発見と課題解決のロジックツリー
3.ロジカルシンキングを実践するコツとポイント
前項で学んだツールを利用しながら、ロジカルシンキングを実践する演習を進めていきます。
その中で、自分の思考の偏り、固定観念や先入観への気付きを促し、それらの枠を外して客観的に考える練習をします。特に、MECEを意識することで思考の幅が拡がることを体験して理解します。
水平思考と呼ばれるラテラルシンキングやクリティカルシンキングとの関係についてもお伝えします。
<内容>
・思考の偏りに気付く
・認知バイアス(思考バイアス)とは
・MECEを意識する
・思考の幅を拡げる
・垂直思考と水平思考
- クリティカルシンキングとは
- ラテラルシンキングとは
・ロジカルシンキングで発想するには
4.様々な場面に応用してみる
いくつかの例題やケース問題を使いながら、ロジカルシンキングを応用を、自分の考えを整理する場面と、相手に考えを伝える場面について、演習していきます。
伝え方については、伝わらない理由は自分と相手との論理の違いであることを理解し、相手に伝わるための工夫や伝える順序とストーリーの作り方もお伝えします。
また、提案や交渉への応用と、仮説を設定する際のロジカルシンキングの使い方もお伝えします。
<内容>
・情報や自分の考えを整理する場面
- 事実や情報からインサイトを得る
- 解くべき問題を発見する
- 問題の解決策を探る
・相手に伝える場面
- 伝わらない理由を考える
- 伝わる伝え方とは
- 伝える順序とストーリー
・提案や交渉におけるロジカルシンキング
・仮説設定とロジカルシンキング
5.さらにスキルを鍛えるには?
ロジカルシンキングを自分のものとして身に付けるためには、日頃から考えるクセを付けることが必要です。そのために、日常の中で心がけること、思考停止にならない工夫をお伝えします。
また、ロジカルシンキングに含まれる抽象化のスキルの鍛え方、「問い」を立てることや文章や図で表現することの大切さを理解します。
考える力は自信になり、前向きな判断ができることをお伝えしてまとめます。
<内容>
・ロジカルシンキングに必要なスキル
・「引き出し」を増やすには
・スキルを鍛えるには?
- 抽象化と概念化のスキル
- 「問い」を立てることの重要性
- 文章化と図示
・日常生活でのトレーニング
- いろいろなことに興味を持つ
- 自分で考えて考え続ける
- 考える”クセ”をつける
▼研修のウリ!
例題やケース問題を使った実践を中心に考える力を徹底的に鍛えます。
ロジカルシンキングとは、ツールやフレームワークを使えるようになることではありません。また、当たり前の答えしか出せないというのも誤解です。
本研修では、ロジカルシンキングの本質である「正しく考える」スキルを習得します。
困難で複雑な問題でも自分で考える力は自信になり自己肯定感を高めて、あなたの日常生活を楽しく変えてくれるはずです。
お客様の声
研修を受講した後、部門内では“思考停止”が日常業務におけるトレンド・ワードになっています。ロジカルシンキングを意識して自分で考えてみるようになりました。自分で考えることを諦めないように、お互いに注意し合うようになりました。
身近な事例/ケースが豊富で飽きずに楽しみながら取り組むことができました。わかりやすくて面白かったです。
これまでとは考え方、見方を変えて、ロジカルシンキングを実践していこうと思えました。研修で学んだことを、業務にも日常にも活かしていきたいと思います。
普段の生活の中での気付く力が足りないことを実感したので意識するようにしていきたいです。
講師からのメッセージ
KEIICHI HIBI日比 慶一
ロジカルとは、合理的で客観的なこと、つまり誰が考えても同じ答えに到達できることです。これは正しいですが、実は誤解が生まれる原因でもあります。ロジカルシンキングで正しく考えることの本質は、既成概念や思い込みを手放して、見えていなかった部分に気付くことにあります。自分が思っているよりも、もっと多くの選択肢があるはずなのです。
自分自身が様々な困難や多くの苦労を重ねながら、思い切った挑戦や決断ができたのも、ロジカルシンキングのおかげだと本当に信じています。先が見えない時代だからこそ、皆さんにも自信を持って前向きになれるスキルを学んでいただきたいです。
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