ハラスメント対策講座「アンコンシャス ・バイアス」自覚なき思い込みが引き起こす、ハラスメントの実態/3時間
こんな課題に対する研修です
近年、露骨なハラスメントは減少傾向にありますが、無意識の偏見や思い込みに起因する「自覚なきハラスメント」が新たな課題として浮上しています。善意の行動が相手にとって迷惑となったり、些細な不快感の蓄積が組織の雰囲気を悪化させるケースが増えています。これらの問題は、個人のモチベーション低下や管理職の信頼喪失、マネジメント力の低下など、組織全体に悪影響を及ぼします。本研修では、ハラスメントの加害者にならないよう、「アンコンシャス・バイアス」について具体的な事例を通じて学びます。参加者は、自身の無意識の偏見に気づき、それがどのようにハラスメントにつながる可能性があるかを理解します。さらに、現代社会に適した「令和時代の新育成指導法」も学ぶことで、より健全で生産的な職場環境の構築を目指します。この研修を通じて、多様性を尊重し、互いを理解し合える職場づくりのスキルを身につけることができます。
対象者
企業の人事部 各部署のリーダークラスから管理職まで
研修の期待される効果
・無意識の偏見によるハラスメントは、小さな出来事の積み重ねで発生する。
・善意の行動や意図しない言動が、結果的にハラスメントとして受け取られることがある。
・従来の「ハラスメント研修」では、体罰などの明白なハラスメントは減少しても、無意識の偏見に基づくハラスメントは解決されない。
・「良かれと思って」行った行動が裏目に出て、ハラスメントとして訴えられるリスクがある。
・無意識の偏見に起因するハラスメントは、従来の対策では防ぎきれず、新たなアプローチが必要である。
・アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)は誰もが持っているが、その性質上気づきにくい特徴がある。
・無意識の先入観や思い込みに基づく言動が、意図せず相手を傷つけたりストレスを与えるなど、自覚なきハラスメントにつながる可能性があることを認識できるようになる。
・研修を通じて、自身のアンコンシャス・バイアスに気づき、その影響を認識する重要性を学ぶ。
・ハラスメントを防ぐための適切な言動や、効果的な部下指導の方法について実践的に学習する。
・これらの学びを通じて、より健全で生産性の高い職場環境の構築を目指す。
研修プログラム例
・アンコンシャス・バイアスの本質を理解し、自身の無意識の偏見に気づく能力を養う
・相手との「解釈のズレ」が相手を傷つける可能性があることを認識し、コミュニケーションにおける配慮の重要性を学ぶ
・「間違い」と「異なる意見・価値観」を区別して受け止める姿勢を身につける必要がある
【内容】
・アンコンシャス バイアスとは
・これって私の「アンコンシャス バイアス」具体例
2.ハラスメントとは
・自覚なきハラスメント、これが大問題である!その問題性を認識し、無意識の言動がもたらす影響を理解する
・アンコンシャス・バイアスによる発言が、日々の信頼関係構築を阻害している可能性に気づく
・アンコンシャス・バイアスとハラスメントの具体的事例を学び、自身の言動を客観的に評価する能力を養う
・ハラスメントが個人や組織に与える深刻な影響を理解する
【内容】
・増え続けるハラスメント、新たな形態のハラスメント(スメハラ、リモハラ他)が認識されている
・ハラスメントに関する知識・認識不足が主な原因であるため、継続的な教育と啓発活動が必要不可欠
3.ハラスメントが起こる原因
・具体的事例で考える 「優しい人、思いやりのある人ほど気をつけなくてはならない」
・参加者同士でディスカッション、自身の無意識の偏見に気づく機会を提供
・ハラスメントが起こる4つの原因
【内容】
・自分の価値観は正当なのか?
参加者同士でディスカッションを行い、多様な視点から事例を分析する
4.自分のアンコンシャス ・バイアスに気付く
・アンコンシャス ・バイアスが現れる二つの言動
・アンコンシャス ・バイアスに気づく
日頃の言動を振り返る:職場での具体例を考える、管理職・リーダークラスのあなたにとって?
【内容】
・自分の成功体験(思いやりや配慮)に基づくアンコンシャス ・バイアスは、 訓練しないと抜けない
・アンコンシャス ・バイアスが引き起こすハラスメントは相手を酷く傷つける
5.職場でのハラスメント 未然防止に向けて徹底トレーニング
・アンコンシャス ・バイアスに気づく
・ハラスメントにならない言動
・令和時代の新育成指導法 指導はサクサクと修正点を言うアドバイザー型上司になる
【内容】
・相手の価値観を確認すること
・決めつけの言葉を避ける
・wrong と difference
・コミュニケーションの改善
▼研修のウリ!
本研修は、単なる「ハラスメント対策」を超え、無意識の偏見(アンコンシャス・バイアス)の理解に重点を置きます。日常の言動がハラスメントに繋がる可能性を認識し、「訴えられる人」と「そうでない人」の違いを学びます。令和時代の新育成指導法と「言葉の消エネをしない」丁寧なコミュニケーションを習得することで、思慮深く包括的な職場環境の構築に貢献できる実践的スキルを身につけます。職場に真の変化を齎します。
お客様の声
「『令和時代の指導育成法』を通じて、褒める、叱る、注意するという指導の難しい境界線について、納得できる新しいアプローチを学ぶことができました。時代に即した効果的な指導法を身につけられたと感じています。 」
講師からのメッセージ
SAYO ISHII石井 早代
目に余るハラスメントは減少しましたが、価値観の違いが職場の摩擦を生む原因となっています。相手は自分と「違っている可能性が高い」という前提で接し、互いの価値観を確認し合うことが重要です。自覚なきハラスメントで失敗しないためにも「アンコンシャス・バイアスに気づく」ことが不可欠です。「異なる」を前提に向き合う姿勢を身につけることで、より良い職場環境を築けます。また、効果的なコミュニケーションには「丁寧さ(言葉の省エネをしない)」と、物理的なほんの少しの時間的余裕が必要です。この「覚悟」を持つことで、真の相互理解と尊重が生まれ、ハラスメントのない職場づくりにつながります。
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