介護管理者のためのコーチング研修スタッフの中から答えを引き出すコミュニケーション/90分×3回(4時間〜1日、単発版など応相談)
こんな課題に対する研修です
介護の仕事に情熱を持って利用者様に関わり、現場を束ねる努力をしている管理者が沢山います。しかし、その思いが伝わらず、離職者が続き、管理者が疲弊している事態も生じています。このミスマッチの原因は、現場のスタッフが働きたいと思う職場は、指示型の現場ではなく、一人一人が「ここで働きたい」と感じ、自らが考えて動く職場だからです。
「介護管理者のためのコーチング研修」で習得できる三つの柱は、①管理者自身がどんな現場にしたいのかの指針②ゴールから行動を決めるコーチングの手法③スタッフの「心が動く」関わり、の三点です。
とはいえ、人手不足で多忙で疲弊し、ゴールを描くことなどできない、という管理者も多数いることは事実ではないでしょうか。まずは管理者自身が、今の現場の問題は何なのかを言語化し、自分はどんな現場にしたいのかというゴールを描くことから研修を始めます。「自分でゴールを決める」ということを、管理者自らが実践し、現場で活かせるスキルを身につける研修です。
対象者
介護事業所の管理者
研修の期待される効果
・多忙で、スタッフが疲弊している
・部下育成に力を入れているが、離職者が減らない
・自分自身の利用者様への思い、介護の仕事のやりがいは表現できるが、部下に気持ちが伝わらない
・スタッフのコミュニケーションスキルを向上させたい
・管理者が「何を大切に」「どんな現場にしたいか」を明確にしてスタッフの育成をするようになる
・スタッフの「コミュニケーション力」を高め、利用者様に安心していただける介護ができるようになる
・他の受講者との関係が深まり、現場に戻ってからも、同じ立場の相談できる仲間がいる安心感ができる
・スタッフ一人一人のやりがいが高まり、職場の満足度、定着度が上がる
研修プログラム例
相手の自己実現を促すかかわりとは?受容共感の態度をワークを通じて体験し、自分らしく相手に対応することの大切さを学びます。自分事として、ワークに取り組み、相手の関わりでどのような体験が得られるかを学ぶ内容です。
<内容>
・どうなりたい?から描く<アドラー心理学の目的論>
・ワークで知る自分の価値観<どんな介護をしていきたいか>
・傾聴 <カールロジャースの技法>
・「自己一致」と受容共感 <相手の自己実現を促進する関わり>
2. コーチングの基本GROWモデル
「何をすればいいか」を考える前に、「何を得たいか」ゴールから考えるコーチングの技法を学びます。その「得たいこと」を具体的に表現し、納得感が高まることで、本人の主体性が発揮します。その関わりができる質問のスキルを学びます。
<内容>
・自分のゴール <GROWモデルの活用>
・叶えたい未来を描く<質問のスキル>
・行動に結びつくアクションの出し方<Do more、 Do something different>
・やってみて振り返る<仮説検証のサイクル>
3. 相手の心が動くアサーティブコミュニケーション
「相手の心を動かすコミュニケーション」とは何でしょうか?相手の心を掴む関わりができる人の共通項は「自分らしく」相手に関心を持つ関わりが、普段からどれだけできているかなのです。
最終回では、今後の現場の課題をチームで解決する関わりをお伝えします。
<内容>
・相手の心に伝わるコミュニケーション<相手の立場で、相手の目で見る>
・自他尊重のコミュニケーション<辞めたいというスタッフへの関わり方>
・スタッフが自ら動く関わり<自己成長を促す関わり>
▼研修のウリ!
コーチング演習はワークを取り入れています。
ワーク実施後、すぐにワークでの自分自身の関わりを振り返ることで、以下のメリットが期待できます。
・フィードバックや自分自身の気づきから、さらに良い関わりとはどういうことかを自分で考える
・自分の価値観やゴールが明確になり、自分から動くことができる
これにより、目に見える変化を確認できるようになります。
お客様の声
実際のワークで、立ち上がったり動いたりするコーチングをやってみて受けてみて、自分の体験を通して気づきがたくさんありました。
講師からのメッセージ
KEIKO NAKAJIMA中島 恵子
コーチング研修はビジネスシーンでよく活用されています。得たいゴールから現状を見つめ、行動を選択するコーチングの手法は、どんな場面でも成果を上げやすい手法です。とはいえ、技法だけ学んでも、実務には活かせないことがあります。本講座が法人研修、個別セミナーとして長く支持されているのは、ワークを中心とした実践研修であることに加え、管理者本人の価値観、ゴールを明確にすることに取り組むからです。人の役に立ちたい、という人の多い介護の現場だからこそ、相手の立場に立つ気づきがあることで、職場の空気感が一変します。現場をまとめる管理者が、自ら率先してコーチング的関わりをすることで、部下のやりたい介護を引き出すことができます。さらに、現場で使える質問スキルを実践することで、研修後の成果が目に見えて、スタッフにも利用者様にも反映されてきます。
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