組織力向上の土台を固める安心安全な場づくりのコツ心理的安全性とアサーティブ対話で築くストレス予防の職場基盤/応相談(120分〜180分)
こんな課題に対する研修です
●従業員アンケートで、「職場の人間関係」や「仕事内容・労働環境」に関するストレスの声が常に上位を占めており、組織のパフォーマンスを阻害している。
●職場内で「意見を言わない方がいいのでは…」と発言を控えたり、他人のミスに気づいても「言わなくてもいいか…」と黙認してしまう雰囲気があり、課題が水面下に潜在化している。結果として組織的な学習や改善が進まない。
●メンタルヘルス不調が起こってからの対処に追われ、不調を未然に防ぐ「一次予防」の取り組みが形骸化している。
●部下や同僚の「やる気が出ない」「気分が落ち込む」といったストレスの初期サイン(心理的・身体的・行動的反応)に気づきにくく、対応が遅れがちである。
●上司やリーダーからのフィードバックが、受け取り手側で「非難・攻撃された」とネガティブに捉えられやすく、コミュニケーションが機能不全に陥っている。
対象者
組織・チームのリーダー層、管理職、メンタルヘルス対策に関心のあるすべての従業員
研修の期待される効果
・メンバーがストレスサインに気づかず、不調を抱えやすい。
・意見が対立することを恐れ、本音での発言や指摘が少ない。
・アドバイスや指摘を「非難・攻撃」と捉えやすいメンバーがいる。
・自分のストレスサインに気づき、セルフケア(ストレスコーピング)ができるようになる。
・心理的安全性の高いチーム(学習と成果を高める場)を目指し、積極的に発言・情報共有ができるようになる。
・自分も相手も大切にする「アサーティブ・コミュニケーション」を実践し、円滑でより良い関係性を築ける。
研修プログラム例
ストレスの正体と、職場における要因を知り、メンタルヘルス対策の重要性を理解する。
【内容】
・「ストレス」の正体と4つの要因(環境・身体・心理・社会)
・ストレスの「心理的・身体的・行動的」な反応(ストレスサイン)を知る
・ストレスとの上手な付き合い方(ストレス・コーピング)と実践
・ストレスサインを見過ごした結果と適応障害の理解
・メンタルヘルス対策における「一次予防」の重要性
2. 組織力を高める心理的安全性
心理的安全性の本質を理解し、チームのパフォーマンス向上につながる安心・安全な場づくりのポイントを習得する。
【内容】
・心理的安全性の定義とGoogleの調査(プロジェクト・アリストテレス)が示す効果
・単なる「仲良し」と心理的安全性の高い状態の違い
・心理的安全性を阻害する4つの不安(無知、無能、ネガティブ、邪魔者)
・心理的安全性の高い場を作る「構造の明確化」と「対話」のポイント
・心理的安全性を高める8つの具体的なポイントの確認と実践目標設定
3. 安心を築くアサーティブ・コミュニケーション
自分も相手も大切にするコミュニケーションスキルを習得し、健全な対話を可能にする。
【内容】
・4つの自己主張パターン(攻撃的、非主張的、アサーティブもどき、アサーティブ)の理解
・相手が受け取りやすいコミュニケーションの重要性(キャッチボールの例)
・アサーティブ・コミュニケーションの具体的な方法(6つのポイント)
- 「私」を主語にする(アイ・メッセージ)
- 事実と要望を具体的に伝える
- 自分の気持ちを把握・表現する
- 相手が理解しやすい言葉を選ぶ
- 人に責任を押しつけない
- 自分の言葉の癖に気づく
・研修全体を振り返り、「予防」のための行動目標設定
▼研修のウリ!
・公認心理師/組織開発コンサルタントが、脳科学や心理学の視点から「安心・安全な場」が組織力向上とメンタルヘルス不調の予防に不可欠な土台であることを解説します。
・座学だけでなく、日常で使えるストレスコーピング(ブレインジムなど) や、すぐに実践できるアサーティブなコミュニケーション技法を学び、明日から職場を変える具体的な一歩を踏み出せます。
お客様の声
・「心理的安全性」は、単に仲良しグループになることではなく、お互いの成長を願って対話できる場、つまり「学びと成果を高めるための挑戦の場」だという言葉が深く腑に落ちました。特に、意見の対立を恐れたり、ミスを開示しないことが、チームの成果を阻害していたことに気づきました。今回学んだアサーティブ・コミュニケーションの「アイ・メッセージ」や、事実と要望を伝える具体的な方法を実践し、健全な意見交換と指摘ができる、信頼性の高い組織づくりに貢献していきたいです。
講師からのメッセージ

KANAKO YOSHIO吉尾 香奈子
組織が成長する土台は、一人ひとりが能力を発揮できる「安心・安全な場」です 。私自身の経験から、SOSに気づき、発信できる環境の必要性を痛感しました。
本研修は、メンタルヘルス不調の「一次予防」に焦点を当て、公認心理師の視点から組織開発で重要な「心理的安全性」と「アサーティブ・コミュニケーション」を学びます 。心理的安全性とは、単なる仲良しではなく、学びと成果を高めるための挑戦の場です 。日常で使えるストレス対処法もご紹介します。
この学びを、変化を恐れず、互いの成長を願って対話する職場づくりの一歩にしましょう。
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