脱炭素経営実践研修未来の競争力を生む「カーボン・マネジメント戦略」/3~6時間(入門編・企業編・企業応用編での対応も可能です。)

ベーシックマネジメント研修

こんな課題に対する研修です

脱炭素経営の必要性は理解していても、「実際に何から始めればいいのか」が分からない企業は少なくありません。環境対応を“コスト”と捉え、経営戦略と切り離して考えてしまうことで、取り組みが形骸化してしまうケースも見られます。また、部門ごとに温度差があり、社内の方向性が統一されないまま進んでしまうことも多いのが現実です。
この研修では、世界と日本の脱炭素潮流を俯瞰しながら、自社のCO₂排出構造を可視化し、収益と環境価値を両立させる戦略を構築します。経営層・管理職・現場が同じ視座を持ち、「環境対応=経営革新」へと意識を変える契機となります。

対象者

経営層・管理職・サステナビリティ推進担当

研修の期待される効果

デフォルト画像

・脱炭素の必要性は理解しているが、自社の取り組みが漠然としている
・環境対応=コストと捉えており、経営戦略と結びついていない
・社員間で意識の温度差が大きい
・社会の動向を“外圧”として受け止めている

デフォルト画像

・自社の排出構造を定量的に把握し、改善ポイントを明確化できる
・環境配慮を“価値創造”の一部として考えられるようになる
・部署間で共通の脱炭素目標を共有し、連携が強化される
・「未来をつくる経営」としての意識改革が起こる

研修プログラム例

1.世界と日本の脱炭素潮流
社会的背景と政策を理解:グローバル・国内政策の流れを理解し、自社が置かれた環境変化を俯瞰できる。
【内容】
パリ協定・GX基本方針・ESG投資の実例紹介。
脱炭素が企業評価に与える影響を具体的データで解説。

2.自社排出構造の見える化
Sope1~3の理解:自社のCO₂排出構造を定量的に把握し、どこから着手すべきかを特定できる。
【内容】
Scope1〜3の排出源をモデル企業事例と比較しながら分析。
Excelを用いた“簡易排出見える化演習”。

3.成長を両立する戦略設計
経営戦略との統合:コスト削減と事業成長を両立する脱炭素経営の思考法を体得できる。
【内容】
実在企業のGX成功事例研究(再エネ導入・サプライチェーン最適化)。
環境×収益構造のワーク設計。

4.行動計画立案
実践ロードマップ作成:自社に合った脱炭素アクションを実行可能な形で策定できる。
【内容】
部署別アクションプラン作成。
目標設定・KPI化・担当割り振りを含むロードマップ策定演習。

5.宣言と共有
組織的行動変容:組織としての方向性を共有し、全員で実践を進める意識を醸成できる。
【内容】
各班による「脱炭素行動宣言」発表。
全体で共有し、トップメッセージにつなげる発表セッション。

▼研修のウリ!
環境経営コンサルタント・脱炭素アドバイザーとして、企業の「GX(グリーントランスフォーメーション)」支援に携わってきた実践経験をもとに、脱炭素を“経営課題”として捉える視点をお伝えします。単なる排出削減ではなく、「環境価値の創出を通じて企業価値を高める」経営戦略の構築を目指します。
制度や理論の学習にとどまらず、CO₂見える化・KPI設定・社内浸透施策など、現場で“動かす”ための具体策を体系的に学ぶプログラムです。さらに、福島復興や地域再生の現場で得た「共創と行動変容」の知見を加え、経営×環境×人材の三位一体で持続可能な成長を実現する企業モデルを提示します。

お客様の声

これまで「脱炭素」と聞くと行政や大企業の話だと思っていましたが、講義を受けて“自社でもできる”という確信に変わりました。特に自社排出構造を数値化する演習が目から鱗で、すぐに社内で取り組みを始めました。環境対応をコストではなく経営戦略と捉える発想が生まれ、社員との会話の質が明らかに変わりました。行動の起点になる、実践的な研修でした。【男性・製造業 人事部課長(30代)】

これまで環境施策は本社主導で“指示待ち”になりがちでしたが、この研修を受けて、部署単位で何ができるかを考えるきっかけになりました。Scopeの見える化演習では、自社の排出構造が数字で“見える”ことで、社内の議論が具体化。講師の「脱炭素はコストではなく、企業の未来への投資」という言葉が印象に残り、研修後すぐに部内でアクションチームを立ち上げました。行動へつながる内容でした。【男性・製造業 管理職(40代)】

講師からのメッセージ

藤澤 道徳

MICHINORI FUJISAWA藤澤 道徳

脱炭素は「企業の義務」ではなく、「未来への挑戦」です。
私は、福島の復興事業という現場で、環境と経済をどう両立させるかに真正面から向き合ってきました。数字だけを追いかける時代はもう終わりました。これからの経営者に求められるのは、社会と共に成長し、地球の未来を見据える視点です。脱炭素経営は企業を“守る”ものではなく、“伸ばす”もの。社員一人ひとりがその意味を理解し、自社の強みを活かした一歩を踏み出せるかどうかが、企業の命運を分けます。
環境はコストではなく、チャンスの源泉です。行動する勇気が、未来を変える原動力になる。その変革を、私と共に実感してください。

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