感情のコントロールの手法も身につけることにより、社員間の不適切な言動の再発防止を図り、もって社員のウェルビーイングを向上させることを目的とした研修です。
自分の感情に責任を持つことが自己肯定感や自己実現といったウェルビーイングの基盤なり、社会的なリスクや犯罪（特に衝動的な行動や孤独につけこむ現代型犯罪）から身を守る能力（協調的ウェルビーイングの確保）を高めることになります。

若手～管理職

1．オリエンテーションとチェックイン
感情のコントロールが成功したイメージを共有し、学びへのモチベーションを高める。
【内容】
・研修後、自分ができるようになったらどんないいことがあるのかを想像しグループで共有する

2．ウェルビーイングの定義と日本特有のウェルビーイングについて認識する
ウェルビーイングは短期的幸福だけでなく、生きがいや人生の意義を含む包括的な概念であることを理解する。
特に日本の文化や慣習の中にあるウェルビーイングを知ることができる。
【内容】
・研究発表されたものや、国の政策として打ち出されているものなどを紹介する

3．個人のウェルビーイングについてカードワークを行う
自分の価値観（特に愛着の部分）についてカードを手がかりに気づくことができる。
【内容】
・ウェルビーイングカードを使って、個々の大切なものに気づく個人ワークと共有の時間をもつ

4．感情のコントロール（アンガーマネジメント）について
感情の中でも怒りの感情がパワハラに繋がるリスクになることが理解し、アンガーマネジメントの３つの基本のコントロールがあることを知る。
【内容】
・アンガーマネジメントの基本となる３つのコントロールを押さえる

5．ウェルビーイングを脅かす現代の犯罪リスク
現代犯罪は、個々人の不安や孤独を利用していることを知ることができる。
【内容】
・現代社会の犯罪実例を用いる

6．協調的ウェルビーイングの確立と習慣化
継続的な自己の感情管理がウェルビーイングに不可欠であることを理解し、習慣化の方法をワークをとおして身に着けることができる。
【内容】
・感情の管理方法について習慣化できるテクニックワークを行う
・まわりとの協調的ウェルビーイングをもてる伝え方や関わり方の実践方法を用いる

7．アクションプラン
個々の研修後のアクションプランをたてることができる。
【内容】
・人間関係のウェルビーイングを維持するためのアクションプランの元になる問いを用いる

▼研修のウリ！
この研修プログラムでは、ウェルビーイングを持続的な目標と位置づけ、その達成のためにアンガーマネジメントの技術が自己理解・自己管理能力（獲得的ウェルビーイング）として機能することが学べます。
冷静なセルフマネジメントこそが、衝動的な行動や、不安・孤独につけこむ現代の犯罪等のリスクを回避するための防衛力となり、周囲の人との安心安全な環境を築くための協調的な人間関係を強化するという、一貫した関連性に基づいて設計しています。