1on1の経験学習、行動目標設定の仕方部下自ら考え、決めた行動、を支援するために/3時間(短縮実施可能:講演会形式の場合は60分):相談可能

秘書とボスが輝くための外見術とは

こんな課題に対する研修です

1on1が進まない要因の一つに、業績達成率や精神論が先行し、部下の行動変容に繋がらない状況があります。折角の経験学習の機会が活かされていません。この点は各企業の評価制度が大きく影響しています。業績評価、生産性評価は数字で明らかだが、行動評価は数値化できないため上司の判断による、という現状です。上司の判断ですと感情が入る余地もあり、部下にとっては納得感も低く、心理的安全性は低くなります。一方行動評価やコンピテンシー評価を見える化することで部下の経験学習は大いに促進されます。行動評価からの具体的アクションへのつなげ方は企業や部門により異なります。とはいえ、部下の経験学習は、具体的な行動に部下自らの決意で取り組めば促進されます。この点が1on1の最重要ポイントです。部下にとってより納得感の高い行動評価のために、測定可能な行動目標を考え、共通言語にすることで部下支援とチーム学習につなげましょう。

対象者

管理職、チームリーダー、人事部、経営企画部、TOP

研修の期待される効果

デフォルト画像

・1on1で販売額や達成率などの数字の話が主になってしまう
・貢献度が数字に表れにくい部署なので評価が難しく、抽象的な文言で上司の主観的な評価になっている
・1on1で部下のモチベーションを高めようと精神論に偏りがちになる
・業務内容が測定出来ないものなので、行動評価も主観的にならざるを得ないと考えてしまう

デフォルト画像

・1on1で部下自らが考え、気づき、アクションを設定し、行動変容するようにコーチング出来る
・社内のSNSなどを活用し、部下自らが業務に関する情報を発信し、情報共有を促進するような支援ができる
・部下も上司も行動評価を測定可能なものにする工夫を提案でき、合意の下1on1のテーマの一つとなっている
・1on1で部下自らが行動結果を述べ、部下自ら今後のアクションを提案するような支援が出来る

研修プログラム例

■1on1について
・1on1の定義、目標、背景
・企業によって異なる1on1
<内容>
・上司部下の1on1の特異性
・1on1の原点に戻る
・面談スキル
・経験学習とコーチング
・共通目標と個人別目標のバランス
・グループディスカッション①
:人事評価と行動評価

■経験学習について
・チームと個人
・心理的安全性との関係
・コーチとは
・ティーチングとフィードバック
<内容>
・ベースになるスキル
・上司も部下も苦手なもの
・自己決定理論
・コーチングの手本になる業界
・グループディスカッション②
:部下の納得感

■評価制度について
・企業で異なる評価制度
・人事考課、MBO
・行動評価、コンピテンシー、KPI
<内容>
・自社の人事評価制度・MBO
・業績評価と行動評価
・プロセス評価
・KPIとの相関
・自社のコアコンピテンシー
・ドラッカーのマネジメントから
・グループディスカッション③
:行動評価の数値化

■行動目標について
・行動目標の構造と分解
・重要な現場感
・アクションの優先順位
<内容>
・部下の言語化と気づき
・唯一必要なティーチング
・メンバー毎の目標
・コンピテンシーとアクションの相関
・行動目標と納得感
・グループワーク④
:アクションと行動評価マトリクス

■上司の支援について
・上司の役割の優先順位
・時間の工夫
・チームパフォーマンスと相関するもの
<内容>
・1on1の5つの重要ポイント
・内閣人事局からの提言
・上司の弱み
・上司の必需品

▼研修のウリ!
1on1では具体的行動目標に納得感が高いほど成果につながります。具体的行動目標を達成するとコンピテンシー評価や行動評価が上がり、さらに業績達成確率も高くなる。このように業績評価と相関性の高い行動目標を設定することがモチベーションに繋がります。上司は権限の範囲内で行動評価、業績評価に直結する、具体的な行動やアクションを行動目標に設定しましょう。必要ならば権限を委譲してもらう提案も考慮しましょう。

お客様の声

行動評価を個人毎に違った内容で設定していました。メンバー間の共通項目を多くすることで、チームの一体感が高まり、チームの共通言語に確かになると思いました。私が部下評価にかけていた時間も短縮できる合理的なやり方だと思います。個人の役割が違っている場合、具体的行動は違っていても、評価内容では同じコンピテンシー項目に入れられないかも検討してみます。具体的な行動とコンピテンシー項目の一覧表を作ることもできると思います。複雑に見えることをよりシンプルにというのは確かにありかなと思います。

業務内容を数値化するのが難しい部署ですが、ひとつ前のタスクや役割に注目するのはやってみる価値があるかもしれません。例えば、クレーム回数や、クレーム時間を対象にするのも考えられると感じました。すぐには難しいかもしれませんが、まず何か一つ工夫してやってみたいと思います。捨てれるものは思い切って捨てるということも含めて、提案していきたいと思います。出来る権限の範囲でやる以外ないと思いますが、人事部門を含め、上層部への働きかけや提案の際には仲間が必要というのも納得です。アクションとコンピテンシーのマトリクス図は難しさもありますが面白かったです。参考になりました。

講師からのメッセージ

小川 隆弘

TAKAHIRO OGAWA小川 隆弘

企業により評価制度が違ってているため、難しい問題も多々あるのは理解しています。コンピテンシーレベルを細かく設定されてる企業もあれば、上司の考えによって行動評価やバリュー評価をしている企業もあります。行動評価をしない企業もあるかと思います。1on1が前進すればするほど、部下とのコミュニケーションの第一線現場である1on1は人的資本活用の最前線にもなります。今後の企業経営の中核の一つとなることは十分ありえます。評価制度を上手に活用するためにも、現場での評価が有効にシンプルに機能し、チームの共通言語となり、何より部下の納得感が高まるように工夫して頂ければと思います。

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