支援型リーダーのためのファシリテーション効果的なプロジェクト・ミーティングの進め方/2時間~4時間

支援型リーダーのためのファシリテーション

こんな課題に対する研修です

プロジェクトを率いる技術系リーダーや管理職にとって、効果的なプロジェクトミーティングの進め方の習得は課題です。特に、そのミーティングの当事者であるチームメンバーとの信頼関係の構築は、プロジェクトを成功に導く重要な要素になります。この研修のテーマである「支援型リーダー」の特性を発揮することが、メンバーとの信頼関係を構築し、プロジェクトミーティングを効果的に進めるためのキーとなります。
この研修では、「支援型リーダー」の特性を発揮し効果的なプロジェクトミーティングを進めるために、ファシリテーション技法を学びます。ここでは、単にファシリテーションのスキルを学ぶだけでなく、チームメンバーとの信頼関係を構築するためのマインドも磨くことができます。ファシリテーションのマインドとスキルを学びこれを実践することで、「支援型リーダー」として効果的なプロジェクトミーティングを運営できる能力が身につきます。

対象者

中堅IT技術者、技術リーダー、技術系管理職

研修の期待される効果

デフォルト画像

・自分はリーダーとしてチームをまとめて成果を出せるか不安
・チームメンバーとの信頼関係の構築に悩みがある
・ミーティングで皆の意見を引き出しにくい
・ミーティングで出てきた意見をまとめるのが苦手
・チームメンバー納得の結論を出しにくい

デフォルト画像

・「支援型リーダー」に変わることを決意し、リーダーとして自信が出てきた
・「場づくり」のスキルとマインドを学び、メンバーとの信頼関係構築のやり方がわかってきた
・「対人関係」のスキルとマインドを学び、メンバーの意見を受け止め引き出すやり方がわかってきた
・「構造化」のスキルとマインドを学び、意見をロジカルにまとめるやり方がわかってきた
・「合意形成」のスキルとマインドを学び、皆が納得する結論牡出し方がわかってきた

研修プログラム例

1.支援型リーダーとは
「支援型リーダー」の定義と備えるべき属性を理解し、リーダーとして自分を変えるきっかけとする
<内容>
・支援型リーダー=サーバントリーダー:サーバントリーダーシップについて概説する
・サーバントリーダーシップの歴史:提唱者のロバート・K・グリーンリーフの言葉を引用しながら、サーバントリーダーシップの歴史を概説する
・サーバントリーダーシップの属性:支配型リーダーとサーバントリーダーを比較しながら、サーバントリーダーシップの10の属性について解説する

2.プロジェクトとプロジェクトミーティングの課題
プロジェクトを率いるリーダーとして、プロジェクトミーティングを効果的に運営するための条件を理解し、自分が運営しているミーティングにおける課題を設定する
<内容>
・プロジェクトミーティングとは:プロジェクト(P/J)の定義、P/Jミーティングの種類、P/Jミーティングのあるあるなどを解説する
・P/Jミーティングの課題設定(ワークショップ):受講者が感じているP/Jミーティングの課題について、グループで話し合い、ワークシートに記入する。この課題解決が本講座の受講者にとってのゴールとなる

3.プロジェクトミーティングにおけるファシリテーションの技法
「支援型リーダー」としてプロジェクトミーティングを効果的に進めるために必要なファシリテーション技法のスキルとマインドを学ぶ
<内容>
・ファシリテーションの定義:日本におけるファシリテーションの第一人者堀公俊氏の定義に従ってファシリテーションについて説明する
・ファシリテーションの4つの技法:「共感:場づくりのスキル」「発散:対人関係のスキル」「収束:構造化のスキル」「決定:合意形成のスキル」の4つの技法について解説する

4.共有(場づくりのスキル)
共有のスキルは、「場を作りつなげる」の考え方のもと、①安全の場づくり、②アジェンダリスト、③伝え方技法の各技法について講義と演習で学ぶ。
<内容>
・安全の場作り:グランドルール、ハートビーイングの技法を用いた安全の場作りの方法についてワークを織り交ぜて解説する
・アジェンダリスト:ミーティングを効果的に行うためのアジェンダリストの作り方をワークを織り交ぜて解説する
・使え方技法:PREP法に代表される短い時間で有効に相手に伝える技法をワークを織り交ぜて解説する

5.発散(対人関係のスキル)
発散のスキルは、「受け止め引き出す」の考え方のもと、①共感による傾聴、②質問技法とアサーション、③ブレーンストーミングの各技法について講義と演習で学ぶ
<内容>
・共感による傾聴:「聞く」より「聴く」ためのマインドとスキルをワークを織り交えて解説する
・質問技法とアサーション:オープン・クローズの質問技法と非攻撃的自己主張と言われるアサーションについてワークを織り交ぜて解説する
・ブレーンストーミング:集団でアイデアを創出するブレーンストーミング技法を4つの原則をもとに、ワークを織り交ぜて解説する

6.収束(構造化のスキル)
収束のスキルは、「かみあわせ整理する」の考え方のもと、①論理コミュニケーション、②構造化と整理、③フレームワークと図解ツールの各技法について講義と演習で学ぶ。
<内容>
・論理コミュニケーション:ディベートで使われる論理コミュニケーション技法を解説する
・構造化と整理:構造化の2つの方式、帰納法と演繹法について解説する
・フレームワークと図解ツール:P/Jミーティングに有効なフレームワークと4つの図解ツールを紹介する

7.決定(合意形成のスキル)
決定のスキルは、「まとめて分かち合う」の考え方のもと、①意思決定手法、②コンフリクトマネジメント、③アクションリストの各技法について講義と演習で学ぶ。
<内容>
・意思決定手法:意思決定マトリックスやコンセンサス法など、P/Jミーティングに活用できる意思決定手法を解説する
・コンフリクトマネジメント:違いが価値を生むとのコンセプトで、コンフリクト(対立)を活用してWin-Winを目指す方法について解説する
・アクションリスト:4章で開設したアジェンダリストを使って、P/Jミーティングで決まったことをその場で議事録にする方法と決まったことを実行するアクションリストについて、ワークを織り交えて解説する

8.まとめ
研修で学んだことを振り返るとともに、グループ討議により受講者各人の決意表明を行う
<内容>
・まとめ:この研修で学んだことを振り返ると共に、各自の業務や担当しているプロジェクトにいかに活用するかについて、まずは個人で言語化する
・グループ討議:上記で振り返って言語化した内容について、一緒に学んだ受講者の間で学びを共有するとともに、職場での実践に向けた決意をお互いに表明しあう

▼研修のウリ!
受講者自ら日頃感じている「会議の時間がムダ」「決定事項が守られない」「有効な話し合いができない」という悩みから開放するファシリテーションのマインドとスキルを学べます。ワークもふんだんに織り交ぜた実践的な内容で、これまでに伝達中心の会議をメンバーが納得できる価値あるプロジェクトミーティングに変えます。

お客様の声

色々な場面で活用可能。日頃より実践していき、身につけていこうと考えます。
様々なファリシテーションツールが学べた。実践で積極的に活用したい。

講師からのメッセージ

前川 隆昭

TAKAAKI MAEKAWA前川 隆昭

米国のようにITエンジニアが憧れの職業になるのが私の願いです。そのためには、中堅のIT技術者や技術リーダーを対象にチームを牽引する「支援型リーダー」として育成することが必要だと考えています。この「支援型リーダーのためのファシリテーション」講座は、私の15年のエンジニア歴と20年の管理職の経験に加え、現場で体得した「7つの習慣®」のマインドと多くのプロジェクトのQCDを達成してきた知識・ノウハウを活かして、効果的なプロジェクトミーティングの進め方をお伝えします。講義だけでなく演習も交えて実践的に学ぶ場を提供します。ご依頼をお待ちしております。

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