介護職員のための感情コントロール研修~ご利用者様によりよいサービスを提供するために~/2時間~3時間
こんな課題に対する研修です
日々忙しい中で、ついイライラしてしまったり、ご利用者様や同僚にきつくあたってしまったりすることはないでしょうか。また、介護職員の方はまじめな方が多く、自分の持ち場が忙しくてもなかなか同僚にヘルプを求めることが苦手な方が多いものです。結果として、メンタル不調になってしまったり、突然の退社の申し出といったケースも多いものです。このような問題に対して、感情コントロール法とチームとは何かを学ぶことで、チームとしての信頼関係を築き、物理的、精神的な課題を解決する研修です。
対象者
若手〜管理職
研修の期待される効果
・思う通りに仕事が進まず、イライラする。
・感情的になって、大きな声で怒鳴ったり、きつい言い方をしてしまう。ハラスメントとなってしまう。
・ご利用者様に虐待をしてしまう。
・ご利用者様のご家族に対して、必要以上に気を使ってしまい、言いたいことが言えない。
・理不尽なことがあっても、我慢してしまい、心がつらくなっていく。
・同僚に、手伝って、助けてと言えず、孤立してしまう。その結果、利用者様のサービスが滞る。
・我慢をし続けて、沸点に達した時、突然怒り、周囲との関係性が悪くなる。
・介護職に対して、違った価値観を持っている人のことが許せないと感じる。
・困った時、誰かに相談をすることができるようになり、孤立しなくなります。
・カッとなって感情的になりそうになっても、対処できるようになります。
・「ご利用者様にとってどうか」という視点で考えられるようになり、同僚にヘルプを出す勇気が持てるようになります。
・感情に振り回されることがなくなり、メンタル的に安定します。仕事の効率があがります。
※これらのことにより、組織としてご利用者様への虐待や職員同士のハラスメント防止という効果が期待できます。
研修プログラム例
自分の感情と上手に付き合うことで得られる効果について学ぶ
【内容】
・感情が生まれるメカニズム
・人生のパートナーとしての感情
・感情との付き合い方
2.問題を起こしがちな感情をコントロールする
具体的な感情コントロール法を学ぶ
【内容】
・ポジティブ感情とネガティブ感情
・怒りの感情とは
・問題となる怒り
・自分の怒りの特性を考える
・アンガーマネジメントとは
3.理想の環境を考える
お互い協力しあうことの必要性を認識する
【内容】
・介護職に求められること
・理想の施設とは何か
・チームとは何か
・チームとして力を発揮するための具体的な行動
4.日常業務に取り入れる
日常業務に取り入れることで得られる効果を実感する
【内容】
・スモールステップを考える
▼研修のウリ!
アンガーマネジメントだけでなく、幅広く感情について学ぶことで、日常的に感じる様々な感情との付き合い方もわかる内容です。そのため、ハラスメントだけでなく、メンタルヘルスについても効果が期待できます。また、物理的に忙しくなれば感情が高ぶる場面も多くあります。そこを組織のメンバーと協力しあうことでより働きやすい職場環境を目指すことができ、結果、利用者様にとっても魅力的な場となることが期待できます。
お客様の声
研修はつまらないものと思っていましたが、先生の話は具体的で笑いもあり、あっという間に時間が過ぎた感じです。「ミッション」とか「チーム」とかあまり考えたことがなかったのですが、チームで協力しあえば、お互いもっと楽しく仕事ができると思います。日常業務の中で具体的にどのようなことに気を付けていけばよいのかがわかり、明日からすぐに実践できそうです。
講師からのメッセージ
YUKA ENOMOTO江野本 由香
感情職業と呼ばれるお仕事の方は、相手の感情を一身に受けるため、自分の感情に蓋をしたり、我慢をしたりすることが多いものです。時に、相手に対して妬ましく思ったり、自分がいやになったり、人間ですからいろいろな感情を持つのは当たり前です。自分が抱く感情を否定することなく、上手に付き合っていくスキルを持つことが必要です。介護職の方は責任感も強く、自分の持ち場は自分でなんとかしようという思いが強い方が多いですが、チームという視点で考えることで、助け合うという風土が生まれると、物理的にも精神的にも楽になれるのではないでしょうか。働く方もご利用者様もごきげんでいられる場作りのお役に立てればと願っています。
この講師の詳細ページへこの研修について問い合わせる