5S活動「5S活動」とは?
「5S活動」とは
5S活動とは「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つのことを指します。日本ではトヨタ自動車株式会社が古くから採用している活動です。
この活動を業務の中に取り入れ、ボトムアップで進めることにより、職場改善、生産効率の向上、品質向上はもちろんのこと、社内のコミュニケーションの活性化や、社員が自主的に考え行動できるようになるなど様々な良い効果が得られます。
そして、会社はどんな環境や状況でも一致団結できるような強い組織へ生まれ変わっていきます。
5S活動が注目される背景
「5S活動」はそれ自体を実行することが目的のように思われがちですが、実際に注目されているのはこれらの活動を取り入れることによって得られる様々な効果です。
中でも特筆すべきは現場の社員に「考える力」が身につくことです。
情報や時代の流れが速い昨今において、トップダウン型で社員が指示待ちの状態が続くと「社内風土改革」のマインドがしぼみ、会社がついていけなくなります。また、AI・IOT化により、人間でなくてもできることが増えるようになると、「考える力」がますます重要になってきます。
この5S活動を取り入れることによって社員が自然と自発的に考える機会を増やし、ボトムアップで意見を述べやすい社風への変容を促すことができます。
参加者のこんな課題を解決します!
・会議をしても意見が出ない。いつも同じ人ばかりが発言している・意見をいっても上司にすぐ否定されてしまう
・社員が自主的に考えて動かない
・やる気がない
・コミュニケーション不足
・報連相がうまくいかない
・PDCAが回せず、目標を決めても継続できていない
・部署の中では仲がいいけれども、部署間の連携不足
必要なのは「社内風土改革」
日常の業務だけではなかなか自分の意見を言い出せず、社内を改革をする意欲にまでは繋がりません。
入社当時はどんな社員にも改革意欲があります。しかし、トップダウンで意見が否定されていくうちに意欲はどんどんしぼんでいきます。
必要なのは「社内風土改革」です。
この5S活動を業務の中に取り入れることにより、社員一人一人から自然と意見が出て、自らPDCAを回して行動することができる仕組みを作れるようになります。そして成果が出ると自信がつき、段々と次の改善意欲につながります。
これを継続することにより、自然と社員に「社内風土改革マインド」が宿り、会社の発展へと繋がっていきます。