営業担当者のためのセールスマーケティング研修「顧客ニーズ」と「顧客視点」を知り、「コンサルティングセールス」の実践へ/1日(7時間)
こんな課題に対する研修です
モノが満ちあふれ、差別化が困難になった今日、単なる「モノ売り」ではなく、顧客のニーズと課題を抽出して課題解決をする「コト売り」、つまり提案型営業、コンサルティング営業、ソリューション営業などが求められています。そのためには営業担当者にもマーケティングのマインドとスキルが欠かせません。この研修では「自社視点」ではなく「顧客視点」で考えるための「ニーズ抽出」に関する演習に始まり、顧客の課題抽出を行なうための「環境分析」のフレームワーク演習をしっかり行ない、ターゲットの選定とそれに対する魅力の打ち出し方(ターゲティング・ポジショニング)、そして具体的な商品・サービスの売り方(4P・マーケティングミックス)までを「体系的」に各種の演習を通して頭と手を動かして実践的に学びます。また、B to Cの事例や演習だけでなく、B to Bにおける留意点も各パートで適切に抑えて習得できる内容になっています。
対象者
顧客への提案型営業、コンサルティング営業、ソリューション営業などが求められる方
研修の期待される効果
・顧客が見えない、顧客のニーズや課題がわからない
・競合他社と差別化した訴求ができない
・顧客に刺さる価値の伝え方や価格の示し方、売り方がわからない
・マーケティングと言われると、専門用語やフレームワークが苦手、面倒で敬遠してしまう
・自社視点や商品からではなく、顧客視点とニーズから考えられるようになる
・マーケティングとフレームワークの体系が理解・実践できるようになる
・各フレームワークの具体的な使い方のポイントが正しく理解できて使いこなせる
・具体的な顧客の「課題抽出」ができ、具体的な「営業戦略・施策の立案」ができるようになる
研修プログラム例
マーケティングの「基本のき」である「ニーズ」の本当の意味と、その抽出方法がわかる。顧客の抱える課題をヒアリングする方法がわかる。「マーケティングの全体像(体系)」を頭に焼き付けられる。
〈内容〉
・「売れない!」理由は、「ニーズ」に対する誤った認識にあり!
・顧客ニーズの明確化と深掘り(演習)
・ニーズ抽出のフレームワーク(演習)
・顧客の課題を訊き出すためのキーワード
・成功するセオリー=「マーケティングは流れで読み解く!」(事例演習)
2.まず社内より市場や顧客に目を向ける!:環境分析
代表的な環境分析のフレームワークの使い方を事例を通じて学び、具体例の演習で身に付けることができる。
〈内容〉
・「3C分析」のフレームワークで「戦略の方向性」を導き出す!
・3C分析の分析事例で使い方を理解する!
・連続事例演習①「3C分析編」のグループワークで身に付ける!
・B to Bにおける環境分析に必要な視点
3.顧客候補を見つけ出し、自社の魅力を示す:戦略立案
マーケティングの「心臓部」である、「誰に・どのように魅力を示すのか?」という「戦略立案」の具体的な方法が実践できるようになる。
〈内容〉
・「一般的なセグメントの切り口」の誤用が「売れない!」原因(事例演習)
・顧客候補(セグメンテーション)~魅力度判定:顧客候補決定方法(ターゲティング)
・顧客候補へ「自社の魅力の打ち出し方(ポジショニング)」を決定する(事例)
・「マーケティングは流れで読み解く」が、「戻る!」も実務では重要!
・連続事例演習➁「戦略立案編」
・B to Bにおける戦略立案の留意点
4.マーケティングと「SPIN話法」を結びつけて、効果的な顧客アプローチを実現する
・先に学んだ「環境分析(3C分析)」と、ターゲティング・ポジショニングの考え方を使って、「SPIN話法」の効果的な「セールスシナリオ」が作れるようになる。
〈内容〉
・「SPIN話法」とそのポイント:S(Situation)=状況質問、P(Problem)=問題質問、I(Implication)=示唆質問、N(Need-Payoff)=解決質問 の4種類の質問を会話に取り入れることで、顧客のニーズに対して適切な提案を行えるようになる「SPIN話法」の基本を理解する
・マーケティングの環境分析・戦略立案を元にして、「SPIN話法」を組み立てる
・事例ケースを使った「SPIN話法」の実践練習(ロールプレイング)
5.振り返りと自分の業務との結びつけ
ここまでで学んだ内容を振り返り、学びのポイントやキーワードを自分の中に落とし込み、自分の業務でどのように活用できるかを考えられるようになる。
〈内容〉
・学びの振り返りと自分の業務との結びつけ(個人ワーク)
・振り返りの共有とグループ討議(グループワーク)
・講師との質疑応答、アドバイス
▼研修のウリ
マーケティングが初めてでも身近な事例で「おもしろい!」と興味を持って積極的に参加できる。
マーケティングが「体系的」になっていてしっかりと理解できる!
フレームワークを実際に手を動かして体験して、身に付けられる!
顧客ニーズと課題が明確になって、最適な営業提案ができるようになる!
競合に対する優位性の示し方や、顧客が受け入れてくれるような営業戦略が立てられ、売り方もわかるようになる!
お客様の声
・コンサルティングセールスとかソリューションセールスをやっているつもりでいたが、今までやっていたことは「売る側の都合」を優先した「モノ売り」だったと気がついた。「課題解決」という「コト売り」になるための出発点である課題抽出の方法が、フレームワークを実際に使ってみてよくわかった。また、「SPIN話法」は以前にも習ったことがあったがうまく組み立てができずに使えていなかった。マーケティングの環境分析・戦略立案から落とし込んでストーリー化すれば良いことがわかったのは目から鱗だった。B to Bの場合に押えるべきポイントもよくわかった。
講師からのメッセージ
TSUTOMU KANAMORI金森 努
講師は前職の広告会社でマーケティング部長と営業部長を兼務していました。広告は形のないサービスなので、顧客企業の課題を抽出して、それを解決するという「ソリューションビジネス」です。そこで培ったマーケティングの考え方と、顧客獲得の営業ノウハウもこの研修には詰め込んでいます。また、現在は企業のマーケティングを支援するコンサルティングと社員研修を提供する会社を経営し、自分でコンサルティングセールスをしています。その日々の実践的なノウハウやTipsもお伝えしますので、是非、余すところなく習得していただければと思います。
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