ビジネス基礎スキル×生成AI活用強化研修~報連相・メール・プレゼンを“もう一段上”へ~/4時間
こんな課題に対する研修です
本研修は、若手社員を主な対象に、報連相やメール・プレゼンテーションといった基本的なビジネスコミュニケーションスキルを再確認し、さらに生成AI(ChatGPT)を活用してその品質と効率を高める実践的な方法を学ぶ半日(4時間)の研修です。一般的な「AI活用研修」では基本的なプロンプト設計や一般的なケース紹介が中心でしたが、本研修では、受講者自身が一度下書きを作成し、ChatGPTでブラッシュアップする「反復的な改善プロセス」に焦点を当てます。報連相メールや社内成果発表用プレゼンなど、実務に直結するテーマを素材に、AIを活用した質的向上手法を体得することで、即戦力としてのアウトプット強化を目指します。
対象者
新入社員、入社2~3年目の方
研修の期待される効果
・報連相・メールの書き方・プレゼンのしかたをOJTで教えようとしているが、なかなかそのための時間が取れない
・若手社員の文章・資料の添削指導は手間がかかる割には、教え方も属人的になり、質がなかなか向上しない
・報連相・メール・プレゼンの基本的ビジネススキルを再点検し、重要な原則を明確化する
・生成AIを用いて、自作の文章・資料を効率的かつ高品質に改善する「指示(プロンプト)の考え方」と実践手順を習得する
・「下書き→AI改善→再調整」という反復的な改善プロセスを通じ実務で即活用できるスキルへ定着させる
研修プログラム例
研修目的
●基本ビジネススキルの再確認
●ChatGPTを用いてドラフトを改善するプロセス習得
●実務で即応用可能な手法の獲得
留意点
●機密情報を入力しない
●最終判断は人間が行う
●質問は随時チャットや挙手機能で
・・・という生成AIの活用における原理原則
【内容】
・進行概要説明
・生成AI活用時の留意点(機密性・信頼性・最終判断)
2.ビジネスコミュニケーション基礎+AI改善(報連相・メール編)
1.自作ドラフトをChatGPTに投入(コピペ)
2.改善点を指示(要点明確化、アクション提示など)
3.(必要に応じて)AI提案を参考に再調整
4.(必要に応じて)複数回繰り返し
※ドラフトをそのままAIに渡すのではなく、『どこをどう改善したいか』を明確に伝えるプロンプトがポイント
●明確な目的・要点指示で品質向上
●繰り返し改善プロセスで習得可能
【内容】
・報連相、メール文書の基本原則再確認
・ChatGPTによるメールドラフト改善手法紹介
・個人演習(ドラフト作成→AI改善→相互共有)
・グループワークとクラスディスカッション:どんな指示を出したらどう改善されたかを互いに共有し、学び合う
3.プレゼンテーション基礎+AI改善
プレゼン改善では、最初に自分で構成し、AIに指摘や提案を求めて再構成することで、より強力なストーリーが生まれる。
●自分のアウトラインをChatGPTへ投入
●改善案を得たら修正
●修正案と共に、さらに『実例を増やして』など「追いプロンプト」を投げる
●改善前後を比較
●AIでストーリーの抜けや論理の飛躍を客観視できる
●必要に応じて何度でも改善サイクル可能
【内容】
・プレゼン構成手法(PREP法、起承転結、3部構成)の概要
・社内成果報告・提案プレゼンのアウトライン策定
・ChatGPTでストーリー・要点改善演習(ドラフト→AI改善→共有)
・グループワークとクラスディスカッション:どんな指示を出したらどう改善されたかを互いに共有し、学び合う
4.全体のまとめ・Q&A
分析立案をより深めるためのプロンプトを覚え、実践することで、実務でより深めることができるようになる。企画提案書の作成業務に実際に生成AIを活用する際のポイントと使用上の注意点をしっかり理解できる。企画提案書を作成するプロンプトを実行してみることで、実務で活用するイメージが明確になる。
【内容】
・学んだプロセスの振り返り
・実務での継続的活用提案
・質疑応答
5.全体のまとめ・Q&A
●定期的にメール・資料をAIでチェック
●新しいプロンプトを試行し、自分の「改善辞書」を蓄積する
【内容】
・学びの振り返りとまとめ
・講師との質疑応答、アドバイス
▼研修のウリ!
安易に生成AIの活用に「丸投げ」する習慣を付けさせないためにも、ChatGPTを自分のアウトプットの『編集者』や『フィードバック装置』として活用する考え方とその方法を身に付けさせます。研修後、実務でメールや提案資料をAIで一度ブラッシュアップしてから提出する習慣を試させて定着させることができれば、アウトプットのクォリティーが確実に向上し、改善を繰り返すことでプロンプト精度も上がるようになります。
お客様の声
・プレゼンなり、社内報告なりは業務で避けられないが、うまくまとめられずに苦手意識があった。だが、自分の「下書き」を何度も生成AIで編集していくと、きちんと整理したり、肉付けしたりできることが分かって、苦手意識から脱却できそうな気がしてきた。これから早速、業務の中で習慣的に使っていくようにして、うまい業務のルーティーン化を図りたいと思った。
講師からのメッセージ
TSUTOMU KANAMORI金森 努
大学で講師もしていますが、やはり学生の中で生成AIを使ってレポートを提出してくるものも少なからずいます。デジタルネイティブの世代にとって、「使うな」というの方が変なので、それは構わないと思います。問題なのは、自分の考えなしに「丸投げ」してしまうことなのです。そこに学びや向上はありません。まずは自分で考え、手を動かしてみた後で、そのアウトプットをクオリティーアップさせる手段として生成AIを活用すれば、良い手本になったり、新たな視点獲得になったりと学びと能力向上に役立ってくれるのです。若手にこそ、生成AIとの正しい付き合い方、使い方を早い段階で身に付け、習慣化して欲しいと思います。
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