サーチ・インサイド・ユアセルフGoogleが開発した能力開発プログラム/オフライン2日間、オンライン4日間(16時間)
こんな課題に対する研修です
VUCA世界・AI時代において、既存の考え方や枠組み、過去の成功体験が通用しなくなり、IQだけでは対応しきれなくなってきています。従業員が自らの潜在能力を引き出し新しい価値を生み出すためには、人の心を熟慮したマネジメントが求められます。そのアプローチとして、エモーショナル・インテリジェンス(EI、感情知性)が注目されています。SIYは、EI=心のスキルを磨き、セルフマネジメント、リーダーシップ、メンタルヘルスに効果があります。
リーダーシップは、さまざまなスタイルや理論がありますが、SI Yでは、不確実な将来を見通す洞察力を磨き利害調整や困難な会話への対応力が高まり、自分らしいリーダーシップスタイルを確立することができます。
セルフマネジメントは、自律的な人材育成には欠かせません。自分の感情や思考に振り回されることなく、チームのビジョン実現のために自分自身を巧みにナビゲートしミッションを遂行できるようになります。
コロナ禍で注目されるストレスマネジメントにも効果があります。心と体の関係を学び、自分自身でストレスケアができるようになり心身の健康を維持してウェルビーングが高まります。
対象者
若手〜管理職、経営者
研修の期待される効果
リーダーシップ:オーセンティックなリーダーシップを確立できていない
心理的安全性:共感力がなく、ポジティブな人間関係を築くことができず心理的安全性を意識できていない
セルフマネジメント:内発的動機に気づいていない状態で、創造力を発揮して自律的に行動することができない
ウェルビーング:レジリエンスが低く変化や困難な状況にうまく対応できない
リーダーシップ:立場や役割に関わらず、オーセンティックなリーダーシップを発揮することができるようになる
心理的安全性:共感力が向上することで、優しさや思いやりを込めたコミュニケーションが可能となりポジティブな人間関係を築き心理的安全性を構築しチームのパフォーマンスを引き出すことができるようになる
自律性:組織のビジョンと自分の価値観や情熱、将来ビジョンを結びつけ、内発的動機を高め、創造力を発揮して自律的に行動するようになる
ウェルビーング:説明スタイルを確立し楽観性を培い、レジリエンスを高め逆境や挫折ををうまく乗り越えることができるようになる
研修プログラム例
マインドフルネスは、心、体、周囲で「今」起こっていることに「気づいている」ことです。
好奇心と優しさを持って自分の思考や感情、体の感覚に気づいて、EIの基盤となる自己認識を深めます。
【内容】
神経科学・脳の仕組み:マインドフルネスは、科学の対象であり様々な研究事例があります。マインドフルネスがなぜ有効なのかを最先端の神経科学の視点から学びます。
注意力・メタ注意力:マインドフルネスの基本となる2つの注意力について学びます。対象に意識を向ける注意力と、注意が逸れることに気づくメタ注意力について、ワークを通じて体感します。
集中と観察のワーク:マインドフルネスを鍛えるための手法として瞑想を活用します。集中瞑想と観察瞑想の実践により、今、ここで起こっている事に気づくとは何かを体感します。
マインドフルリスニング:マインドフルリスニングは、相手に100%注意を向け完全に相手の話を聞く手法で、コミュニケーションの基本となる聞く力を磨きます。
〜自己認識〜
自己認識は、EIの基盤であり、自分の内面の状態、好み、資質、直感を知ることです。
自分の一瞬一瞬の経験を洞察することだけにとどまらず、自分の長所や短所を理解したり、自分のうちにある知恵にアクセスできたりといった、「自己」の広い領域に及び、自己の心的状態(気分や思考)を現在進行形で認識する能力を磨きます。
【内容】
強み・弱み・資質の発見:ジャーナリング(書く瞑想)を通じて、自分の強み、弱み、資質について内省を深めます。
感情と意思決定の関係:感情とは何か、感情の意味は何か、感情がどのように意思決定に関わっているかについて学びます。
心と体のつながり:心の状態がいかに体に表現されるか、生理学、心理学の観点から、心と体のつながりについて学びます。
ボディスキャン:感情は体に現れる生理的反応であることを頭で理解した後に、実際に自身の体で体感します。ボディスキャンは、体の感覚に気づいていきます。ストレスマネジメントの基本となる実践法です。
〜自己管理〜
自己管理は、自分の内面の状態、衝動、資源を管理し、衝動を選択に変えることです。
衝動的な刺激に対してうまく対応し、意識的に反応を選択することで、自分自身や相手を傷つけないように困難な状況を自ら賢く導いていく能力を磨きます。
【内容】
感情統制の神経モデル:感情が私たちの行動にどのように影響を与えているかについて、最先端の神経科学の知見に基づいた神経モデルについて学びます。
アンガーマネジメント:衝動的に反応してしまう怒りの仕組みと怒りについていかに対応するかを学びます。SBNRRというプロトコルを活用します。
リフレーミングと受容:ネガティブな感情の意味や対応方法について学び、受容のワークを実践し、ネガティブな感情に振り回される事なく受け入れることができるようになります。
セルフコンパッション:落ち込んだ時、いかに自分に対して接しているかに気づき、共通の人間性を学び、自分への思いやりを届けられるようにセルフコンパッションを実践します。
〜モチベーション〜
モチベーションは、価値観に基づいた内発的動機づけであり、自らを元気づけることです。
自分の価値観や目標、本当に大切なことを明確にし、自分にとって望ましい未来を思い描き、自分の仕事や人生を意味づけし、障害や困難に直面しても内面の回復力を使い、自らを励まし、柔軟性を持って対応することで目標や理想の未来に近づいていく能力を磨きます。
【内容】
価値観の発見:内発的動機は、自分の心の中にある価値観から始まることを学び、ジャーナリングで自分が大切にしている価値観を発見します。
将来ビジョンを描くワーク:モチベーションを維持して、自らを励まし活動をしていくために、自分が思い描く理想の将来ビジョンをジャーナリングによって描き出します。
レジリエンスを育むワーク:困難な状況や大きな変化に見舞われた時、どのように自分が反応しているかに気づき、いかに困難を乗り越えていくかを学び、心の回復力を高めるワークを実践します。
説明スタイルと楽観性:自分がどのように物事を捉え、どのように自分自身に説明しているかについて学び、悲観的な考え方と楽観的な考えた方の違いを知り、現実的な楽観性を磨くワークを実践します。
〜共感〜
共感は、相手を理解し、心の波長を合わせることです。
心理学的に分析したり、何でも同意してしまうことではなく、自分と他の人の気持ちや立場について、明確に区別をした上で、他の人の気持ちを経験したり、理解し、信頼関係を築く能力を磨きます。
【内容】
心理的安全性:反対意見や立場に関わらず発言ができ、健全な衝突が生まれることを許容できる心理的安全性の重要性について学びます。
共感の神経モデル:心理的安全性の基本となる共感力について、神経科学の知見から
共感の神経モデルについて学びます。
共感のリスニング:聞く力を磨くために、マインドフルリスニングの上級編として、共感力を活用した共感のリスニングをワークを通じて実践します。心を通わせたコミュニケーションはリーダーシップを発揮する上で欠かせません。
つながりを築くワーク:心理的安全性の基本となるつながりを築くために、共感力を高めるためのワークを実践します。
〜リーダーシップ〜
リーダーシップは、EIのスキルを総動員し、対人能力を発揮し豊かな人間関係を築くことです。
思いやりを持って接し洞察力を駆使してリーダーシップを発揮し、他人の感情に働きかけることで難しい状況や人間関係を巧みに調整し、重要なことを成し遂げながら幸せな友好関係を築く能力を磨きます。
【内容】
EIとリーダーシップ:自己認識、自己管理、モチベーション、共感、それぞれのEIのスキルが連動することを学びます。
困難な会話の対応:利害が衝突するときに、どのように対応したら良いか、話す項目と話す順番について、学びいかに話を切り出すかをワークを通じて学びます。
コンパッションを育むワーク:論理的知性だけでは人はついてこない、思いやりを持ったコミュニケーションの重要性を学び、コンパッションのワークを実践します。
コミットメント:リーダーシップは、リーダーだけに求められるものではないことを学び、役割立場に関わらず、自分らしいリーダーシップを確立し、ステイトメントをまとめます。
▼研修のウリ!
SIYは、2007年にGoogle社で誕生以来、マイクロソフト、Facebook、SAPなど一流企業がリーダーシッププログラムとして社内導入し、その内容は高く評価されています。2021年現在、50カ国以上で10万人以上の人が受講しています。Google 社が、神経科学者、心理学者、瞑想家、禅師、ビジネスの専門家チームと共に開発し、有効性が検証されたリーダーシッププログラムです。「エモーショナル・インテリジェンス(EI、感情的知性)」を磨くための技術や理論を学び、「神経科学」で有効性が確認されている「マインドフルネス」の実践や演習を体験することで、ビジネスを成功に導くための心のスキルが向上します。マインドフルネスプロジェクトは、SIYLI(SIYの正式認定機関)より講師認定を受けているためオフィシャルプログラムをご提供できます。
お客様の声
“私をSIYに導いたものは私自身の燃え尽きでした。10年前、私は瞑想には見向きもせず、会社を経営していて本当に無理をしていました。睡眠不足で心身の健康を害しておりました。たった2日間のSIYのプログラムで最も衝撃だったことは、私の人生と仕事の状況にまさに必要な内容だったことです。マインドフルネスとEIの智恵は広く深く、SIYはそれらを仕事や日常生活で有効活用できるようような内容になっており、そのために効果的にふさわしい演習を提供しています。”
講師からのメッセージ
MINORU ITO伊藤 穣
SIYは、 最新の神経科学で有効性が確認されているマインドフルネスを活用し、感情知性と呼ばれるEIを磨きます。マインドフルネスの実践を通じ、EIの基盤となる自己認識を深め、心の奥底にある価値観やニーズに自ら気づき、自分自身に対する理解を深め人生の現在地点を確認します。思考や感情の傾向と反応に気づき、自己管理能力を高めることで、自ら望む将来に向かって自分自身を導くことができるようになります。共感や思いやりを持ったコミュニケーションを通じて、影響力を揮い、他人の感情に働きかけることで難しい状況や人間関係を巧みに調整し、重要なことを成し遂げながら幸せな友好関係を築くことができるようになります。
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