ワーク・ライフ・バランス推進研修男女で考えるこれからのキャリアの築き方/半日~1日研修(アレンジ可能)

女性キャリアデザイン研修

こんな課題に対する研修です

本研修は、「仕事と家庭の両立に悩む女性がキャリア形成を諦めてしまう現状」や「男性の育児参加が進みにくい社会構造・組織文化」といった課題に対して、両立可能なキャリアのあり方を可視化し、自分らしい選択と行動を後押しすることを目的としています。多くの女性は、業務と育児の両立に自信を持てず、職場や家庭への配慮からキャリアを控えめに考えてしまいがちです。
一方で、男性も仕事と家庭の両立をしているロールモデルの不在によって、キャリアブランクや評価への不安から、育児に積極的に関われない現状があります。
本研修では、性別役割分業やアンコンシャス・バイアスの理解を深めながら、自らの思い込みや行動パターンに気づき、両立に対する前向きなイメージを描けるよう支援します。固定的な価値観から解放され、多様なロールモデルとの出会いを通じて、自分自身の生き方を主体的に選び取る力を育みます。

対象者

中堅社員(男女)

研修の期待される効果

デフォルト画像

主に女性:キャリアを大切にしたい気持ちはあるものの、今の業務をこなしながら育児との両立ができるイメージが持てず、キャリアを諦めがちになる。時間内に成果を出せないのではという不安や、職場への負い目、家庭での理解が得られるかという懸念から、自信を失ってしまっている。

主に男性:家庭を共に支えたいという思いはあるが、育児をしながらキャリアアップしているロールモデルが少なく、両立のイメージが描きにくい。キャリアブランクや評価への不安から、育児参加に踏み出しづらい現状がある。

デフォルト画像

主に女性:育児と両立しながらキャリアを築くための選択肢や働き方を知り、自分らしい道を模索できるようになる。制限となっている「思い込み」に気づき、両立の可能性に目を向け、職場や家庭との対話を通じて自信を持って一歩を踏み出す力が養われる。

主に男性:育児とキャリアの両立に向けた多様な価値観やロールモデルに触れることで、柔軟な働き方のイメージが湧き、自分の選択に自信を持って家庭への関わりに前向きな一歩を踏み出せるようになる。組織や社会の中で自らの姿勢を変えていくきっかけとなる。

研修プログラム例

1.オリエンテーション
・研修の目的とゴールの共有
・自己紹介
・アイスブレイク
 ①as if何でも許されるとしたらどんな人生を送りたいか
 ②今の不安・悩み
【内容】
両立の悩みを本音で語れる心理的安全性の高い場を醸成します。

2.アンコンシャス・バイアスがつくる心理的ハードル
両立に不安を感じてしまう大きな要因となっている「アンコンシャス・バイアス」についての理解を深めます。
日本社会の歴史的背景など環境要因を知った上で、自分の中にあるアンコンシャス・バイアスに気が付くことで、自己理解を深めます。
【講義】
・アンコンシャス・バイアスとは何か
・性別役割分業の背景
・両立を困難にする代表的なアンコンシャス・バイアス 
【使用するもの】
・バイアスチェックシート

3.私の理想のキャリア
本当はどんなキャリアを築いていきたいと思っているのか、価値を明確にします。また、理想の姿に対し、どんな思考が自らの行動に制限をかけているか可視化することで、自己理解を深め、行動変容を後押しします。
【ワーク】
・価値観ワーク
(価値観シートやカードを使って、大切な価値を明確にし、自分にとって理想のキャリアを描きます)
・ACTマトリックスワーク
(第三世代の認知行動療法ACTに基づくオリジナルシートによって、自分の思考と行動のパターンを可視化します)

4.先輩管理職から学ぶ!「両立の秘訣」
家庭と両立しながら管理職をこなしているロールモデル(男女)のトークセッションによって、両立の具体的なイメージを持てるようになります。
トークセッションでは、管理職になろうと考えた時の不安や悩み、失敗や挫折経験なども交えることで目線を合わせ、一足飛びではなくスモールステップで歩む大切さを知ることで「自分にもできる」意欲を醸成します。
【トークセッション】
・社内外の家庭と両立しながら管理職を務める男性・女性とのトークセッションを行います
・事前アンケートで質問したいことを募集します

5.理想のキャリアとプライベートを手に入れる!「明日からのアクション宣言」
自分のアンコンシャス・バイアスへの気づきや、ロールモデルのトークセッションから自分にとっての理想のキャリアとプライベートをイメージできるようになります。さらに、自分に必要なリソースを言語化することによって、明日からできる具体的なアクションを考え、行動変容を促します。
【講義】
・シュロスバーグ4つのSについて紹介し、今の自分が持っているリソースと不足しているリソースを考えます
【セルフワーク・グループシェア】
・ACTマトリックスシートの完成
今日の研修で得た学びを振り返り、自分の理想のキャリアに近づくためのヒントになった点をシェアします
・リソースを増やす観点も含め、理想のキャリアとプライベートを手に入れるための具体的なアクションを考えます

▼研修のウリ!
1. 思い込みに気づき、自分らしいキャリアを再構築できる自己理解プログラム
無意識の思い込みや価値観を可視化するワークを通じて、参加者が自身の行動や選択に影響を与えている心理的な制限に気づくことができます。自分の理想像を明確にし、制限から解放された新たなキャリアの可能性を描く力が養われます。

2. 男女ともに「両立のリアル」を学べるロールモデルとの対話
家庭と仕事を両立しながら活躍する男女の管理職によるトークセッションを実施。一歩前を進む先輩のリアルな経験談を聞くことで「自分にもできる」という実感と、前向きな一歩を踏み出すためのヒントを得られます。

3. 個人の変化から組織の風土改革へとつなげる実践的アクション設計
ACTマトリックスや4つのS(シュロスバーグ)などの心理学的フレームを活用し、研修後にすぐ実行できる“自分らしいアクション”を設計。個人の内発的な気づきと行動変容の仕掛けを備えています。

講師からのメッセージ

板垣 陽子

YOKO ITAGAKI板垣 陽子

長年、女性のマミートラック問題と向き合ってきた経験から、女性のキャリアアップには一人ひとりの個々の事情や不安に丁寧に寄り添った丁寧なサポートが必要です。自分の強み・興味・価値観を活かしたマネジメントスタイルの理解、親近感がわきイメージができるロールモデルの存在、職場や家庭で得られるサポートに加え、自分自身がキャリアアップをためらう理由は何かに気がつくことも大切です。深層心理にも寄り添いながら、リーダーとしての一歩を踏み出す意欲を喚起できる研修を実施してまいります。

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