子どもを預かる職員のための防災研修生きた業務継続計画を作るために/2時間~4時間

スタッフがやめない園づくり

こんな課題に対する研修です

保育所における安全計画・業務継続計画(BCP)の策定が義務化となりました。しかしいざ災害が起きたときに、計画が機能するためには、現場の職員自らが高い意識を持ち計画に携わっていくことが重要です。特に、法人グループや自治体が運営している多拠点の学童や保育所・保育園では、現場ごとに状況が異なるため、現場職員が「考える力」をつけ、各現場ごとの事情を業務継続計画に反映させる必要があります。
本研修を取り入れることで、現場職員が自ら考えるベースを作り、業務継続計画や防災研修を「やらされている」のではなく主体的に改善し、活用する力を身に着けます。

対象者

学校・保育所・学童等、こどもを預かる現場の職員

研修の期待される効果

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・災害が起きたときは、行政がなんとかしてくれると思っている
・まさか、自分だけは死なないと思っている
・災害時は園児、児童を連れて避難所へ行けば助けてもらえると思う
・災害の準備は、何より水や食料、トイレの備蓄が重要だと思う

デフォルト画像

・災害が起きたときは、自分たちだけが頼りである
・自分の死亡やけがも想定し、初動の重要性を認識できている
・避難所のリスクや負荷も考慮し、自助、共助で業務継続を考えることができる
・命を守るための優先順位が理解できている

研修プログラム例

1.自助と共助
・自助が重要な理由がわかる
・正常性バイアスの働きを理解し意識してバイアスを外すことができる
【内容】
・阪神淡路大震災と能登半島地震の事例
・こない救助
・災害時の優先順位
・依存するほど想定外
・個別リスク

2.危機管理
・脳の性質を理解する
・起きていない状況を想像する力をつける
【内容】
・騙し絵
・認識テスト
・KYT(危険予知訓練)

3.震災リスク
・大震災で、どんなことが起こるかが想定できる
・想定外に気づく
【内容】
・ワーク1:地震直後のリスクと対策
・ワーク2:安全確保のための避難

▼研修のウリ!
ワークを通して、人の脳がいかにバイアスに囚われてしまうかを実感していただくことで、想定外を想定する練習をします。研修の中で検討した内容を、施設の業務継続計画の見直しや改善に役立てることが出来ます。

お客様の声

・研修を受けてから、入る建物全ての避難経路や危険な箇所が気になるようになった。どんな時でも最善に近い動きが出来るよう、最悪を想定しながら正常性バイアスを乗り越え、意識改革をしていく。
・家具(特に本棚等)の配置や、棚の上に物を置くことについて今一度考え、職員間で相談しあいたいと思った。
避難経路の確認や、避難するときにどう動くべきなのかを普段の保育の時でも意識したいと思う。

講師からのメッセージ

髙橋 隆介

RYUSUKE TAKAHASHI髙橋 隆介

保育施設での業務継続計画は、法人グループ(または自治体)としての計画と、各現場でのリスクに応じた内容を作り分けるところに難しさがあります。策定ための人材不足を補って、実効性のある計画を策定するためには、職員全体としてのレベルアップを図り、現場主導で進めていくしかありません。まずは「職員を目覚めさせる」年度最初の防災研修として、自助の重要性にフォーカスした本研修をお役立てください。

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