バイリンガル人材の採用と育成の課題日本人の「英語コンプレックス」を紐解く/1日(午前中、午後の前半は講義中心で、午後の後半はワーク)

こんな課題に対する研修です
・近年の「ビジネスレベル以上の英語力」が条件の求人が増えてきました。しかし、非英語圏における、日本の英語力は下位で、実務レベルで英語が話せる日本人は少なく、一部のバイリンガル人材を取り合いになっているのが現状です。バイリンガルの人材を獲得するにはどうしたらいいか。キーは「ビジネスレベル以上の英語力」という条件です。企業、部署、業務により英語の使用場面は様々です。「読み書きが出来ればいい」「一人で出張に行き、現地の人に内容を説明できればいい」。また日本人は、どうしても英語に関して過小評価しがちです。こうした市場感を理解し、バイリンガル人材獲得の戦略を立てるヒントを伝授します。
・更に、現在の社員に英語力向上の学習の機会を提供はしても、なかなか実務レベルになるには時間がかかります。それを阻んでいる原因は何か。「実務業務内での実践の場」です。業務外の学習時間や補助金に加え、業務上で、実践的な英語をどう組み込むか、バイリンガル人材の市場を理解した上で、企業にあった取り入れ方を考えるワークをしていただきます。
対象者
英語、日本語が出来る人材を必要としている企業の採用担当、管理職
研修の期待される効果

・採用に時間がさけないので、人材紹介会社や採用代行会社に依頼しているが、候補者があがってこない
・日本語があまり話せない、英語が出来る外国人を採用してみたが、他の人とコミュニケーションがとれない
・英語のe-Learningコンテンツの提供や、英会話学校費の補助を行っているが、業務向上、生産性が上がっていない気がする

・例えば「もらった英語の資料を次の会議までに理解するいい」とか、「24時間以内にメールの返信をすればいい」と、英語を理解する時間を与えられると出来るという英語のレベルや、業務内容を求人票に書くことで、応募者や問い合わせが増えた。
・採用部署によく確認したら、「今すぐ英語がペラペラでなくても、学ぶ積極性があればいいこと」が分かったので、書類審査のスピードや通過率が上がった。
・TOIECのスコアがあがっても、業務で使える単語がフレーズがないが、イントラや全体のお知らせを英語と並列表記にしてみた。それにより、会社説明の共通単語やフレーズを使ってプレゼン資料を作れるようになった。
研修プログラム例
・日本人の多くは、「英語が話せない」のではなく、「英語を話す機会が少なく、間違ったら恥ずかしい」から。話す機会を増やす工夫をすることで、コンプレックスから脱却できるヒントを得る
・自分の仕事上、どんな英語を使うか整理し理解し、それに関連する英語をどうやって身に着けるか、自分なりの学習プランの立て方を見つける
<内容>
・近年は小学校から英語教育が導入されているが、非英語圏の国の英語力ランキングにおいて日本人は下位。たっぷりと英語に時間をかけているのに、なぜ「話せない」のか。その心理を分析する。
・これまで学習してきた単語、フレーズの多くは、使う全く出番がない。母国語の日本語でも、興味のない日本語で知らないものも多い。必要なモノだけみつければ、使う。自分にあった英語の学習方法を見つけ方を説明する
■バイリンガル人材採用を阻む原因は?
日本人と英語の関係性について理解が出来たら、英語を使って仕事をするとはどういうことか、今一度整理をし、考える。それにより、御社において「どんなバイリンガル人材が必要なのか」を見直し、採用すべきターゲットを明確にする
<内容>
・ビジネスレベル以上で、特別な経験やスキルを持った人材は非常に少なく、取り合いだ。視点を変え、「業務で必要な部分の英語が使える人材」、つまり、読み書きができれば十分か、英語の資料をチームで要約して説明できればいいのか、細分化することで、応募者ゼロからの脱却をするヒントを説明する
■英語力、どう伸ばす?
「実務で英語が使える社員」をどう増やしていくか。個人のレベルを上げることに加え、会社全体での底上げの方法を事例を挙げる
<内容>
・「イントラや全員送信のメールを日英表記にすることで、自分の会社や業務の英語表現を学べる」「・英語の使える社員に、メールやプレゼン資料の添削、アドバイスをもらえる仕組みをつくる」などの、事例を説明。そして、参加者に、御社独自の導入案を出来るだけ出してもらうワークをする。
■御社のバイリンガル人材、どうする?
ワーク内で出た案をシェア、その場で、いくつかに絞り、具体的に実行するまでのプランも立ててもらう
<内容>
実行可能な案にいくつか絞る。そして、実行までに、メンバーや承認プロセス、予算取りなどの実行計画を立てる。最終的には、人事部長などにプレゼンをし、その場で決済や承認をもらう。
▼研修のウリ!
帰国子女や駐在帰りの社員ばかりの部署で、「英語が出来ない」というコンプレックスを抱えていました。38歳の時にTOIEC500点程度でカナダに留学。海外に行って、なぜ英語が話せないのか、実体験に基づくその「理由」を解説します。その多くが「思い込み」でした。その思い込みのループから、どう抜け出すことで、バイリンガル人材の獲得方法や、バイリンガル人材の育成方法を、個々の企業文化に合わせた方法をワークを通して、発見することが可能です。
お客様の声
・お金や時間を費やしているが、英語が向上している実感がなく、焦りを感じていた。「自分の仕事に関連する英語だけ話せればいい」という発想は盲点だった。それにより、自分に英語の勉強の仕方が変わったし、部下にも同じようなことを言ったら、納得された。
講師からのメッセージ
